皮膚科医が解説! アトピーの色素沈着を対処する方法

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皮膚科医が解説! アトピーの色素沈着を対処する方法

アトピーによって炎症を起こした部分が、黒ずんで見える……。アトピーの症状を抱える多くの人が悩む問題ですよね。この皮膚の色素沈着、対処法はあるの? 今回は、北青山Dクリニックの皮膚科専門医である福永麻紀先生にお話をうかがいました。

■色素沈着ってどんな状態?

そもそも「色素沈着」とは、どんな状態のことを指すの? まずは、色素沈着を見分ける方法について、教えてもらいました。

色素沈着とは、皮膚の基底層と呼ばれる表皮の一番下の部分にメラニン色素が増加した状態をいいます。見た目では、まわりの皮膚よりも色が濃い状態ですね。その境界がはっきりしていればシミと判断し、はっきりしていなければ一般的には色素沈着といいます。

虫刺されやかぶれによって、皮膚炎をこじらせて古い皮膚が厚くなる「苔癬化(たいせんか)」という状態が起こると一見色素沈着のように見えますが、これは角質が厚くなって、くすんで見えている状態。一方、色素沈着は皮膚自体が平坦で、色素だけ濃くなっている状態です。

■アトピーによる色素沈着のメカニズムとは

では、アトピーによって色素沈着が起こるメカニズムとはどのようなものなのでしょうか? 解説を聞きました。

◇色素沈着の原因って?

色素沈着は、何かしらの要因で皮膚が傷ついて炎症した後、色素が濃く残っている状態を指します。色素沈着には一時的なものと慢性的なものがあり、アトピーの場合は慢性的なものに入ります。一時性な色素沈着とは、火傷やケガなどで皮膚が傷ついたときのほか、急激な日焼け、虫刺されやかぶれなど、短期間の炎症の後に起こるものです。

それに対して慢性的な色素沈着は、摩擦や刺激に長期間さらされてできるものです。たとえば、合わない化粧品をずっと使っていたり、アトピーの炎症を繰り返していたり。ナイロンタオルで背中をゴシゴシこすり続けている人は、その部分だけ色素沈着を起こすこともあります。「ナイロンタオル黒皮症」という病名までついているんですよ。

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