スポーツ好きは剥離骨折に要注意!捻挫と間違われやすい症状の特徴

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骨折には様々な種類があります。

骨が折れたりヒビが入るという症状は共通していますが、実は骨折に至るまでの経過によってもその種類が変わってきます。

今回はあまり聞き慣れない「剥離骨折」について詳しく解説していきましょう。

要チェック項目
□剥離骨折とは、強い外圧によって筋肉や靭帯と一緒に骨の一部が剥がれ落ちること
□事故や激しいスポーツ、そもそも骨の強度が弱いことが大きな原因
□捻挫に近い症状が現れることが多い 剥離骨折とはどのような状態? 剥離骨折という名前をあまり耳にしたことのない人は多いと思います。

そもそも骨折とは、骨が折れたり、一部分が欠け落ちたり、ヒビが入ってしまうことを指します。今回ご紹介する剥離骨折とは、靭帯や筋肉の収縮によって骨の一部分が剥がれ落ちてしまうという骨折です。

特に激しいスポーツなどで急激な外圧がかかった場合、それに対応しようと筋肉や靭帯は伸縮しますが、あまりにも急激で大きな力が加わった場合、筋肉や靭帯に繋がった骨の一部まで損傷することがあります。

剥離骨折とはこのように、まさに筋肉が骨の一部を「剥離」してしまうことからそのように呼ばれています。 剥離骨折が起きた時の症状は? 剥離骨折が起きた際の症状は、通常の骨折よりも痛みが比較的小さいことが挙げられます。特に捻挫と間違えられることが多く、症状も非常に似ています。

そのため、例えば足を剥離骨折しても立ち上がれないほどの激痛が走るということはないようです。

しかし、だからといって無理に動いたり中途半端な処置をすると、骨折した部分に筋肉や脂肪の一部が入り込み、後で慢性的な痛みにつながってしまうことも少なくありません。

捻挫のような症状がみられ、冷やしても一向に痛みや腫れが引かない場合、そして関節が何となく不安定だという症状が現れた場合、早急に医療機関で診てもらいましょう。
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