イタリアの首都ローマは「永遠の都」と称される魅惑の街。
ローマは一国の首都でありながら古代遺跡が数多く残り、その圧倒的な歴史を今に伝えています。街でごく普通に出会う史跡紹介看板の「B.C.」の文字や、ガイドブックにも載っていない古い建物もローマの魅力の一つ。
それでは、イタリアのローマに残る古代遺跡を訪ねてみましょう。現存するローマ建築で最も完全な状態であるパンテオンは、ローマを象徴する建物の一つ。
最初のパンテオンは紀元前27年に建設されましたが火災で焼失し、現在のパンテオンは118年に完成したものです。パンテオンとは「すべての神々の」と言う意味で、元々はローマ神を祭る為の神殿でしたが、7世紀頃にキリスト教の聖堂とされました。
そのおかげで後年になっても改築しにくい設計であったために、破壊を免れたと言われています。
ローマの街はどれだけ時間があっても足りないと言えるほど、歴史的な史跡で溢れています。
何気なく街を歩いていても、築1000年を越える建物がそこら中にある事に、初めて訪れた時には驚くことでしょう。