甲羅に人面を持つカニ、平家蟹が海外で特集されている件

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甲羅に人面を持つカニ、平家蟹が海外で特集されている件

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 人間の憤怒の表情を背負ってるような甲羅をもつカニ。これは主に日本の瀬戸内海から九州の海に生息するヘイケガニ(平家蟹)という名のカニだ。

 

 その名の由来は1185年の壇ノ浦の戦いで討たれ、海に落ちて絶命した平家の侍の怨念が乗り移ったカニだという言い伝えがもとになっている。

 そりゃカニに顔がついてたら奇異以外の何物でもないだろう。だもんだから海外サイトでヘイケガニに関する考察が特集されていたよ。

・戦いで敗れた平家の侍の怨念を宿すカニ
 日本の近海の浅い場所に生息し、人の憤怒の形相に似た独特の甲羅をもつヘイケガニ(平家蟹)。その名の由来は、壇ノ浦の戦いで敗れ滅亡したとも語られている平家の物語がもとになっている。

ヘイケガニの伝承を描いた歌川国芳の浮世絵の一部

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 1185年、壇ノ浦(現在の山口県下関市)と呼ばれる海峡で源氏と平氏という氏族が激しい戦いを繰り広げた。およそ半日にわたる戦いの末、平氏は惨敗。大勢の兵が討たれて海に沈んだという。

 その後、いつのころからか九州や瀬戸内海に住む人々の間で、奇妙な人面蟹が釣れる、という噂が広がった。
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