【夏の甲子園・ミレニアム世代】藤原恭大(大阪桐蔭)、万波中正(横浜)ら今夏、大暴れしそうな4人!

今夏、大暴れしそうな4人!

 来年、夏の甲子園は100周年。「第100回全国高校野球選手権大会」という節目を迎える。

 史上最多となる56校が出場することも決まり、いやが上にも注目度が高まるが、その盛り上がりに輪をかけるのが西暦2000年に生まれ、3年生として晴れ舞台に挑む「ミレニアム世代」だ。

 すでに彼らは強豪校でレギュラーを勝ち取り、ゴールデンエイジと称されている。週刊野球太郎ではこの「ミレニアム世代」にあたるスーパー2年生たちを、来年の夏に先駆けて紹介。連載第2回となる今回は今夏の甲子園で大暴れしそうな4人の逸材をピックアップ!

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■大舞台に燃えまくる天才打者

 前回の記事で根尾昂(大阪桐蔭)を紹介したが、同じく大阪桐蔭のミレニアム世代として欠かせないのが、2年生ながらリードオフマンを務める藤原恭大だ。

 藤原は中学時代から強豪の枚方ボーイズに所属し、ボーイズ選手権やジャイアンツカップで優勝するなど輝かしい成績を残してきた。大阪桐蔭でも1年の夏から中堅のレギュラーを奪い、秋には1番に定着。高校野球の最前線を走り続けている。

 ただ、そんなスーパー2年生も、今年のセンバツでは決勝までの4試合で19打数2安打と苦しんだ。しかし、履正社との決勝戦では、それまでの不振がウソのように3安打2本塁打の大暴れ。

 この夏の甲子園出場を決めた大阪大会決勝・大冠戦でも、「狙って」一発を放つなど大舞台に動じない強さを見せつけた。

 中村剛也、浅村栄斗(ともに西武)、中田翔(日本ハム)らプロ野球で活躍する選手を次々と輩出する強豪にあって、藤原は「歴代最強打者」とも囁かれている。来年の夏、最上級生として挑む第100回大会で、その看板を揺るぎないものとするか。

■まさに規格外と言うべきハーフ選手

 オコエ瑠偉(楽天)やアドゥワ誠(広島)など、アフリカ系の父を持つ選手が増えてきた高校野球界。ミレニアム世代にも、コンゴ人の父から授かったとびきりの身体能力を誇る選手がいる。横浜の万波中正だ。

 190センチ89キロという堂々とした体躯を誇り、1年の春から早々にベンチ入り。夏の神奈川大会では、横浜スタジアムのバックスクリーンを直撃する推定飛距離135メートル弾を放つなど、驚愕の打棒を披露した。

 また、当初は外野での出場だったが、現在は投手も兼任。中学時代(東練馬シニア)に最速138キロだったストレートは、今年の春の関東大会では145キロまで伸びた。投手としての今後も楽しみだ。

 ちなみに中学時代は陸上部にも所属しており、砲丸投げで東京都大会優勝。全国中学校スキー大会のアルペン男子回転での優勝歴を持つ根尾よろしく他競技でも活躍していたのだが、よくぞ野球を選んでくれた。

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