労災保険とは何? 社会人なら抑えておきたい基礎知識を知ろう

| フレッシャーズ

勤務時間内、仕事をしているときに、事故に巻き込まれたり、けがをしたりした場合には、「保険」が適用されます。この保険は一般に「労災」と呼ばれますが「労災」は「労働者災害補償保険」の略です。今回は「労働者災害補償保険」とは何かについてご紹介します。


■「労災保険」とは労働時間内のけが・病気に備える保険!

労災、労災保険といわれるのは「労働者災害補償保険」のことです。この労働者災害補償保険(以下は労災保険と表記)と雇用保険を合わせて一般に「労働保険」といいます。労災保険は『労働者災害補償保険法』を基に制度化されています。

同法によると、

労働者災害補償保険は、業務上の事由又は通勤による労働者の負傷、疾病、障害、死亡等に対して迅速かつ公正な保護をするため、必要な保険給付を行い、あわせて、業務上の事由又は通勤により負傷し、又は疾病にかかつた労働者の社会復帰の促進、当該労働者及びその遺族の援護、労働者の安全及び衛生の確保等を図り、もつて労働者の福祉の増進に寄与することを目的とする

となっています。つまり労災保険は、労働者がその労働時間内にけがをした、病気になったといった場合に補償を受けるためのものなのです。

■「労災保険」の加入は義務です!

労働者が不安なく働けるようにするものですので、労災保険への加入は義務となっています。ただし労働者個人で加入するものではなく、雇用保険と同じく「事業主が加入して、雇用している労働者それぞれに適用されるもの」です。

「労災保険料」は事業主が給与より天引きで徴収し納めます。ただし、労災保険料率は、その事業の種類によって異なっています。

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