トップリーグは23日、埼玉などで第5節の5試合がおこなわれ、サントリーとパナソニックが全勝をキープ、NTTコミュニケーションズ、リコー、NECは競り勝って白星先行となった一方、豊田自動織機とコカ・コーラは未だ勝星なしの5連敗となった。
昨季王者のサントリーは埼玉・熊谷陸上競技場でクボタと対戦し、54-17で勝利。
立ち上がりはクボタがよくFLグラント・ハッティングのトライで先制したが、サントリーは16分にWTB江見翔太、18分にSH日和佐篤がゴールに持ち込み逆転した。相手にイエローカードが出てまもなくの25分には、ラインアウトからのサインプレーが決まって日和佐がすり抜け、連続トライ。32分にはFB松島幸太朗、SOマット・ギタウと好走が続いてさらにバックスがつなぎ、今季初先発のSH日和佐がフィニッシュしてハットトリックを達成した。
その後、互いに1トライずつ挙げ、35-17で折り返したサントリーは、43分(後半3分)、ギタウが蹴ってインゴールに転がしたボールをCTB中村亮土が押さえて追加点。67分には敵陣深くのブレイクダウンでターンオーバーしてからたたみかけ、NO8ジョーダン・スマイラーがフィニッシュ。終盤にはFLツイ ヘンドリックがチーム8トライ目を挙げ、快勝となった。
同会場の2試合目にはパナソニックとトヨタ自動車が登場し、43-16でパナソニックが制した。
FB森谷圭介の先制トライなどでパナソニックが前半31分までに17-3とリードしたが、トヨタ自動車は36分、キャプテンのFL姫野和樹がゴール前のモールから抜け出してトライを奪い、45分(後半5分)にはスクラムでペナルティを得てPGで加点し、17-13と4点差に詰めた。
しかし、パナソニックは51分、相手が落としたボールをWTB山田章仁が足にかけて自らインゴールで押さえ、流れを引き戻した。