サントリーとパナソニック全勝キープ 織機とコカ・コーラは奮闘するも5連敗 (3/3ページ)

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 それでもコカ・コーラは、ゴールポスト近くからの相手のコンバージョンキックをWTB副島亀里ララボウ ラティアナラがチャージし、チームに活力を与えた。

 しかし、リコーは8-5で迎えた後半早々、ラインアウトからのアタックでWTBアマナキ・ロトアヘアが左外を抜け、トライ。コカ・コーラは懸命にゴール前まで迫るが得点できず、逆にリコーは61分(後半21分)、WTBロトアヘアがゴール前のピックアップからインゴールに飛び込み、リードを広げた。70分にモールで5点を追加したリコーは、73分にはCTB濱野大輔のゲインとキックからWTBロトアヘアのハットトリックが生まれ、勝負は決まった。

 レベスタでの第2試合は宗像サニックスとNECがぶつかり、NECが粘るホームチームを29-17で振り切った。

 前半は互いにゴールラインを割らせず、3-3で迎えた後半開始早々、ハイパントを追ったサニックスの選手が味方同士でぶつかってボールはNECの手に渡り、グリーンジャージーは敵陣22メートルライン内へ。キャプテンのPR瀧澤直がパワフルランでゴールに迫り、ピックアップしたFL大和田立がインゴールに飛び込んでこの試合の初トライを挙げた。

 52分(後半12分)、サニックスのFL鶴岡怜志が危険なタックルでレッドカードとなり、数的有利となったNECは直後、ラインアウトからモールで押し込み追加点を獲得。58分にはCTB釜池真道がハーフウェイ中央から抜け軽快なフットワークで大きくゲインし、ゴール前でFB吉廣広征につなぎ、3連続トライとなった。22-3。

 それでも、連敗を止めたいサニックスは食い下がり、67分、CTBアヒオ シリバが抜けてトライ。71分のNECのカウンターアタックはTMOでスローフォワードが確認され、ノートライと判定されると、逆転勝利への望みをつないだサニックスはその直後、スクラムでペナルティを得、速攻からFWのピック&ドライブなどでゴールに迫り、ホンダから移籍してきたLO後藤駿弥が密集を飛び越えてインゴールに押さえ、コンバージョン成功で5点差に詰めた。

 しかし、NECは77分、16フェイズを重ねたあと、リオ五輪セブンズ代表のWTB後藤輝也が鋭いステップで防御網を切り裂き、つないで、SH山田啓介が勝利を決定づけるトライを挙げた。

 24日は、大分でキヤノン×ヤマハ発動機、大阪でNTTドコモ×近鉄の試合がおこなわれる。

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後半からの出場でNECに勢いをもたらした釜池真道(撮影:松村真行)
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