秋は月の美しく見える季節。先日は十五夜にぴったりな浮世絵、月岡芳年の作品をご紹介しました。
十五夜にぴったり!幕末の浮世絵師・月岡芳年の不朽の名作「月百姿」全100作品を一挙紹介月岡芳年の他にも多くの絵師が作品の中にさまざまな月の姿を描いています。今回は、この季節にぴったりの日本画・浮世絵の名作を集めました。今宵の月を眺めるときに、併せて楽しんでみてはいかがでしょうか。
歌川国芳「個性的なかたちを持つ月の光」まずはこの人、歌川国芳。武者絵だけじゃないんです。月を描いても個性が光ります。なんと国芳の月は、「光」にかたちがあるのです。
歌川国芳「あふみや紋彦」 ボストン美術館蔵
連子窓から室内に差し込み、放射状に広がる光と影。かたちある月の光が芸者の姿を美しく照らし出します。
歌川国芳「東都名所 新吉原」ボストン美術館蔵
ちょこんとした月のまわりにまあるく広がる優しい光が、吉原遊郭に続く夜道をほのぼのと照らします。