核戦争に備えて。42台のスクールバスを埋めて巨大な核シェルター「ザ・アーク・トゥ」を作った男性(カナダ)
2021.08.24 14:06
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カラパイア
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カナダ、トロントから北へ100キロ、ホーニングス・ミルズの静かな村には、ブルースとジーン・ビーチ夫妻の12.5エーカーの農場がある。
一見したところ、普通の田舎の広大な農家となんの変わりもない。だが、この緑の野の地下深くには、北米最大のプライベート核シェルターがあるのだ。その名も「ザ・アーク・トゥ(The Ark Two)」だ。
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Tour of an underground bunker created from 42 buses・約500人が数か月生活可能。現代版ノアの箱舟
ブルース・ビーチの有名な核シェルターの広さは929平方メートル、42台の古いスクールバスをコンクリートで覆って、地下4.2メートルのところに埋めて作ってある。
アーク・トゥは、500人が数ヶ月生活できるよう設計されていて、大規模な食糧の備えや私設井戸、フル配管工事、余剰の燃料発電機から、歯医者やデイケアサービスまで、生き延びるのに必要だと思われるものがすべて完備されている。
まさに現代版ノアの箱舟といったところだ。
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image credit:Bruce Beach
・来るべき終末、核戦争に備えて
ブルース・ビーチ(83)は、1980年の冷戦真っ只中の時代からこのプロジェクトを進めてきて、1982年に基礎工事を完成させた。