法人の税金の計算上、交際費は原則として経費にならないとされています。具体的には資本金1億円超の会社などは原則としてその全額、それ以外の会社は年800万円を超える部分が経費になりません。
一方で、個人事業主の交際費については、このような制限は法律上設けられていません。このため、交際費がずば抜けて多い、フリーランスのトップクラスの営業マンについては、敢えて法人化せず、個人として交際費を全額経費とした方がいいと言われます。
■必要経費の意義
このような取扱いについて、国税の内規を見ますと、個人事業主の交際費については、原則として経費にならないと解説されています。この理由は、所得税の法律に交際費との取扱いは明確とされていないものの、所得税の経費を意味する「必要経費」にそぐわないからと説明されています。
個人事業主の経費である必要経費は、「業務の遂行上直接必要なものに限られる」というのが国税のスタンスです。加えて、これは裁判で示されたことですが、直接必要かどうかは、経費を支出した納税者本人の主観ではなく、客観的に判断されると解説されています。これらを交際費に当てはめた場合、交際費は必ずしも売上に結び付くと言えない面や、業務に必要と言えない面もありますので、原則として必要経費に当たらないというのが国税の解釈であるようです。
■OBの見解もあるが…
こういう訳で、個人事業主の交際費を安易に経費にするのは問題があります。しかし、ある税務署OBの書籍には、個人事業主の交際費は全額経費になると書かれてありました。確かに、国税の内規には原則として経費にならないと書かれていますが、所得税の税務調査で実際に問題になるかと言えば、それほど多くはないという印象があります。
ただし、交際費として処理した金額が大きければ、この内規をたてに国税が否認してくることも考えられますので、交際費の支出額が大きい場合には、税理士などに相談した方が望ましいでしょう。
■贈答は経費になりやすい?
ところで、交際費となる費用は接待などの費用だけでなく、取引先への贈答品もあります。
「個人事業主の交際費は全額経費」を国税はどう捉えているか元国税が解説
2017.12.12 19:00
|
相談LINE
ピックアップ PR
ランキング
総合
マネー
1
中学受験は本当に『コスパがいい』のか!? 進学実績だけでは見えない… 【教育投資の実像】
TREND NEWS CASTER
2
中学受験塾代200万円の時代!半額体験で話題の「塾なし合格」タカベル 夏キャンペーン開始
TREND NEWS CASTER
3
中古のiPhoneって本当に大丈夫? 失敗しない買い方のコツ
マイナビウーマン
4
生理に関連する生涯費用は50万円!? 毎月のコストを下げる鍵はフェムテックにあり
マイナビウーマン
5
ボーナスの使い道は? 資産運用を始める前に知っておいてほしいこと
マイナビウーマン
6
東通グループ「不動産をもっと自由に大作戦」始動 2030年までに3000億円の売上を目指す
TREND NEWS CASTER
7
オルカン、S&P500はなぜ人気? 初心者がNISAの成長投資枠を活用するコツを紹介
マイナビウーマン
8
節約が続かなくなる人の断念ポイントはココ。貯められる人が実践していることとは?
マイナビウーマン
9
かわにしみきプロデュース。「muice」から“うるみ肌”を演出するピンク系ハイライター発売
マイナビウーマン
10
フェルナンダから「アジサイコレクション」登場。ボディミストなど雨の日に寄り添う15アイテム
マイナビウーマン