アメリカ、ロサンゼルスで長頭頭蓋骨シンポジウムが開催された。
かつて人類は世界各地で「人工頭蓋変形」を行った歴史があるが、あまりにも奇妙なその頭蓋骨は異星人に関連しているのではという根強い噂もある。
今回のシンポジウムには各方面からそうそうたる顔ぶれが集まり、パラカスの頭蓋骨をテーマに講演が行われた。
中でも目玉だったのは、パラカスの頭蓋骨をDNA検査したというL・A・マルズリとブライエン・フォレスターからの報告だろう。
パラカスの頭蓋骨に関しては何度かDNA検査が行われており、今回が最新の結果となる。
彼らの報告によると、この長く変形した頭蓋骨は、人工頭蓋変形の後ではなく、遺伝子の異常で先天的に生まれてきた人類の亜種だというのだ。
・パラカスの頭蓋骨とは
パラカスの頭蓋骨は1928年、ペルー南部ピスコ州近郊にある砂漠地帯パラカスの墓地から発見された異様に長く変形した頭蓋骨で、約3000年前のものと推測されている。
インディオの考古学者、フリオ・テージョによって発見されたこの頭蓋骨は、その後のDNA検査から、その起源はペルーでも地球外でもないことが判明した。
変形の原因について、この地域には子供の頭部を木の板で挟み、人体を変形させる「人工頭蓋変形」の文化があったためと思われていた。
まるでエイリアン。