ペルーで発見された長く変形した頭蓋骨は「人工頭蓋変形」ではなく先天的な遺伝子異常によるもの。最新のDNA検査結果が発表される。 (2/3ページ)

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かつて世界各地で行われた人工頭蓋変形、その歴史と意義(※閲覧注意) : カラパイア

 頭蓋骨の持ち主はヨーロッパおよびメソポタミア(特にシリア)出身であると考えられている。この事実は南北アメリカ大陸に最初に到達した人類について謎を突きつけるが、歴史を書き換えるほどのものではない。


・パラカスの頭蓋骨の最新DNA検査結果は?

 シンポジウムでブライエン・フォレスターはこのように語っている。

DNA検査の結果は実に複雑だった……その意味を理解するにはしばらく時間がかかった。

それが間違いなく指し示していることは、長頭頭蓋骨は100パーセントのネイティブアメリカンではないということだ。いろいろ混ざっており、ある意味でさまざまな人種の雑種と言ってもいいかもしれない

個人的にはヒトの亜種がいたのだと考えている。それはいずれホモ・サピエンス=サピエンス・パラカスと呼ばれるようになるだろう。彼らはカスピ海と黒海に挟まれた地域で生きていた

 さらに……

 「彼らは何者かの侵略を受けた……そのために逃げねばならなかった」

 と続けている。

・細長い頭蓋骨は遺伝子の異常

 フォレスターの説によれば、その亜種はペルシャ湾から海を渡ってペルーにたどり着いた。そして頭の長い人々はそこに定住し、しばらくの間繁栄を謳歌したという

ペルーのチョンゴス墓地で発掘された一部の長頭頭蓋骨から異常が見つかったために、古代パラカス人の一部は人類の亜種であると言わざるをえなかった。

それは遺伝子レベルのことで、先天的にこの異常を有していなければならなかった。彼らは濃い赤毛をしていた。

パラカスの王族は長頭頭蓋骨の持ち主で、一般的な人間ではなかった。パラカスの王族は地下に家を作って暮らしていた。
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