処刑や収容所行きも?北朝鮮”美女応援団”を待ち受ける過酷な運命とは

処刑や収容所行きも?北朝鮮”美女応援団”を待ち受ける過酷な運命とは

 27日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)で、平昌オリンピックでも話題になった北朝鮮の美女応援団が、帰国後に厳しい再教育を受けることが報じられた。

 番組では、美女応援団を待ち受ける過酷な“今後”を特集。それによると、オリンピック期間中の20日間、韓国に滞在し、北朝鮮では味わえない贅沢な生活を知った彼女たちが、資本主義に染まらないように、これから数ヶ月に渡って“浄化教育”と呼ばれる指導が行われるそうだ。

 昨日、北朝鮮に戻った美女応援団は、そのまま政府が用意したホテルや宿泊施設へ直行。しばらくの間、若い彼女たちが韓国との落差を感じさせないように、食事も三食しっかり出るグレードの高い生活を送らせるという。そして、その間に、浄化教育をみっちりするというのだ。

 実際、今回のオリンピックで韓国に行った美女応援団は、移動中のバスで韓国の国産車や、外国の新型車種など沢山の車を目にして衝撃を受けたり、1泊で約4万8千円もする高級ホテルに宿泊し、普段は食べられない豪華な食事も存分に堪能。さらには滞在期間中、24時間停電しない安定した電力にも驚いていたらしい。

 そんな経験をしてしまった彼女たちを、今一度、北朝鮮の思想に染め直す指導が、浄化教育なのだという。

 それでは一体どんな教育をするかというと、チームを組んでの自己批判や相互批判をする「反省会」を徹底的に行い、一種のマインドコントロールを美女応援団のメンバーたちにするのだとか。そこで思想的に問題があるとなれば、吊るし上げて批判大会まで行われるという。また、浄化教育の最後には「韓国で見たこと聞いたことは話しません」という誓約書まで書かせ、元の生活に戻っても、北朝鮮の何らかの組織に所属させ、監視はずっと続くというのだ。

 もし韓国で見聞きしたものを、他人に漏らしたのがばれると、処罰の対象となり、北朝鮮の秘密警察に連行され、5年、10年単位での工場での「労働強化刑」や、炭鉱で一生働かされる「隔離」と呼ばれるものなど、重い刑が科せられるという。また、南北朝鮮事情に詳しい龍谷大学教授・李相哲氏によると、「脱北者の証言では、(美女応援団の)処刑まであった」と語った。

 これを受けて、MCの小倉智昭は「こんなことが、いつまでも続くわけは無いと思うんですけど……」と北朝鮮に対して苦言を呈すと、李氏は「今回は無いと信じたいんですけど、脱北者の証言を聞くと全く同じようなことが行われるはずなんですよね」と、美女応援団の行く末を心配していた。

 そのような状況でも、美女応援団の志願者が絶えないのは、お見合いの話がうまく進むなど、北朝鮮ではメンバーに選ばれると羨望の的になるのだという。

 金正恩委員長の妻・李雪主氏も、2005年アジア陸上選手権(韓国・仁川)に、美女応援団として参加した一人。彼女も浄化教育を経て、北朝鮮の管弦楽団に加入後、金委員長と結婚したそうだ。

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