近年、労働力不足が深刻化している。6月11日に放送された「クローズアップ現代+」(NHK総合)でも、労働人口がこの先5年ごとに300万人ずつ減り続けると報道され、大きな反響を呼んだ。労働力が足りないということは、仕事が余っている状態であり、今の仕事に不満のある人や目標がある人にとっては、絶好の転職チャンス。転職者の数も増えているのだろうか。
「転職者数は、リーマンショック後一気に減少しましたが、現在は増加傾向にあります。求人数も増えているので、転職希望者にとっては有利な“売り手市場”と言えますね。ただし、すべての業界や業種ということではないので、注意は必要です。最近は、ITやサービス、小売・外食業界の求人数が特に伸びていますよ」(転職エージェント関係者)
しかしながら、その状況も変わってきているようだ。というのも先月、安倍晋三首相は『外国人労働者の受け入れ拡大』の意向を表明したのだ。業種を農業、介護、建設、宿泊、造船の5つに限定しているものの、やがて拡大するという見方は強い。そうなれば、日本人労働者の仕事が減る可能性も…。さらに、大手銀行や飲食チェーンなど、AI(人工知能)の導入で人件費カットを試みる企業も年々増加している。
また、2020年の東京オリンピック後には景気が悪化し、企業が採用活動を控えるだろうという見方もある。つまり、ほんの数年後には、今の状況から激変している可能性が高いのだ。
そんな中、実際の転職希望者からは、「転職したいけど、自分の希望条件に合う会社が見つからない」「売り手市場なのは知ってるけど、転職活動は自分のタイミングで始めたい」「次の転職先を決めてから辞めたいが、仕事しながら転職活動するのはキツイし…」という声が多い。
また、「もう少し給料の高い会社に行きたいけど、人間関係は悪くないからもったいないと思ってしまう」「新しい職場に馴染めるか不安」「今すぐ転職したいけど、年齢で落とされそうで怖い」など、勇気が持てず転職に至っていない人もいるようだ。
転職希望者にとって有利な状況がそう長く続かないとすれば、ぜいたくも言っていられないだろう。「いつかは転職…」と考えているならば、今こそ重い腰を上げて行動に移すタイミングではないか。
『今』を逃すと転職は厳しい? 油断していると数年後に“就職難”か
2018.07.10 06:00
|
リアルライブ
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
「西洋医学×漢方×手相」という異色アプローチ 標準治療では救いきれない患者と”科学的根拠”の境界線
TREND NEWS CASTER
2
「個人が変わっても組織が変わらない」のはなぜか? エグゼクティブ・コーチングの盲点を突く「社長+幹部一体型」の勝算
TREND NEWS CASTER
3
なぜビル清掃予算は「30〜55%」も消えるのか?多重下請け構造の限界 ――多重構造の無駄を省いた「科学的清掃」の勝算
TREND NEWS CASTER
4
「受診者が最大3倍に」150円の自己負担でも断る人が皆無だった理由 ――がん検診の「心理的ハードル」を下げる環境整備
TREND NEWS CASTER
5
なぜ都市部で「園庭を知らない子ども」が増えているのか? 私立保育所の7割が園庭なしの危機と、幼児教育が向き合う「体験格差」
TREND NEWS CASTER
6
なぜ「AI PC」はビジネス価値に転換しきれていないのか? ――クラウドの課題を克服し、ローカル処理が迫る「業務基盤の再設計」
TREND NEWS CASTER
7
AIとロボティクスの融合がもたらす創薬プロセスの「最前線」 新薬開発における自動化と人間の役割
TREND NEWS CASTER
8
ブームに沸く「一棟貸し」で、いま勝ち残るビジネスモデル ――1000坪の古民家再生にみる、地方宿泊のニーズ変化と運営のリアル
TREND NEWS CASTER
9
なぜ夏は朝から疲れているのか? 猛暑・熱帯夜に負けないための睡眠対策とケアの視点
TREND NEWS CASTER
10
住宅リフォーム「価格だけで選べない」時代の到来――進む“シンナー不足”と業界の新たな課題
TREND NEWS CASTER