2017年に発見された小惑星「2017YE5」の姿を鮮明な画像に収めるために、世界最大級の電波望遠鏡が3台使われた。
NASAがついにその姿を捉えたとき、衝撃が走った。なんとYE5は2つの同じ質量を持つ天体がお互いを周回するという世にも珍しい二重小惑星だったのだ。
Rare Double Asteroid Revealed by NASA, Observatories
・地球から590万キロの距離に接近した時に撮影に成功
この地球近傍小惑星(地球に接近する軌道を持つ小惑星)が最初に発見されたのは、2017年後半、モロッコ・ウカイメデン・スカイサーヴェイ(Morocco Oukaimeden Sky Survey)プロジェクトによってである。
それから、その特徴は謎に包まれていたが、6月21日に2017YE5が地球からおよそ590万キロの距離に入ったために、接写を撮影するチャンスが訪れた。