江戸ことばというと、現代の私たちが話す言葉とはまったく違うものかと思いきや…実は江戸初期から引き継がれているものがあるのです。
江戸ことばに関してはこちらの2つの記事もご覧ください。
「あんよ(歩く)」「おんり(降りる)」「ぽんぽん(おなか)」「ねんね(寝る」などは、江戸時代からある言葉なんですね。乳幼児のいる家庭では、よく使う方も多いのではないでしょうか。
どの言葉にも共通しているのは、「ん」という撥ねる音(撥音便)を入れていること。これによって、撥音を早めることができるのです。もちろん、子供にわかりやすく工夫したことも考えられます。
江戸ことばの特徴は、「いかに早くしゃべるか」。せっかちな江戸っ子らしいですね。だから、とにかく「音便化」が多いのです。