みんな何気なしに使ってる?江戸時代から引き継がれてる「江戸ことば」の特徴とは? (3/3ページ)

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歌川広重「東海道五十三次 日本橋」

かつて「坊ちゃん」の意味は違った

また、今も使われている江戸ことばの中に、言葉の意味はかつてと変わっているものがあります。「坊ちゃん」という言葉も、その一つ。

今は、いいところの世間知らずのお坊ちゃんという意味ですよね。ところが、かつては、女の子にも「坊ちゃん」と言っていたとのこと。なぜ、女の子なのに?と思うのですが、そもそも「坊ちゃん」は髪型から生まれた言葉なのだそう。

江戸時代の子供の髪型は、「前髪を伸ばし後ろ髪はちょっとだけ伸ばして束ね、頭頂部は剃る」のが定番スタイル。その髪型が、坊さまと親しまれる僧侶に似ていたので、「坊ちゃん」と呼ばれるようになったのです。

このほかにも、今でも使われている江戸ことばはいっぱい。ことばのルーツを調べることで、当時の様子が垣間見えますね。それにしても、江戸っ子はほんとにせっかちですねぇ。

参考文献:知って合点 江戸ことば

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