おでんは9月から10月がハイシーズン!「一番好きな具」は?

| 日刊大衆
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 暑さも落ち着き、夜になるとそろそろ秋らしい風が心地いい季節。このシーズンになると、コンビニやスーパー、居酒屋などに登場するのが“おでん”だ。コンビニでは、おでんが一番売れるのは9月から10月にかけてなのだとか。季節の移ろいを感じて、おでんを食べたくなる人が多いのかもしれない。

 おでんは、鰹節と昆布でとっただしにしょうゆなどで味をつけ、そこにいろいろな種を入れて煮込んだ料理だ。もともとは豆腐料理の「田楽」の異称で、14世紀にはすでにあったという。江戸時代には現在のような削り節にしょうゆや砂糖、みりんを入れた甘い汁で煮込んだおでんが作られるようになり、今では全国的に普及している。ただし、地域によって使われる種やだしの味は異なり、最近では黒いつゆを使う静岡おでんや、東海地方の味噌おでんなども知られるようになった。

 いろいろなものが入っているため、好みの具を選んで食べられるのもうれしいところだ。そこで今回は、20~50代の男女200人に、一般的なおでん種から「一番好きなもの」を聞いてみた。

 第5位(5.5%)は“ちくわぶ”。ちくわぶといえば、小麦粉をこねてゆであげたもので、もともとは東京をはじめとする関東首都圏ローカルのおでん種だった。ところが、近年メディアなどで取り上げられたことからメジャーになり、全国的に取り扱われるようになっている。ちくわを模して作られた京生麩が原型など、由来には諸説あり、もちもちとした食感が特徴だ。

 第4位(6.0%)は、“牛すじ”だ。長時間煮込むことで柔らかくなり、臭みも消えて、だしも出るため、おでん種に用いられるようになった。西日本では、他の料理の食材としても牛すじを使うことからなじみがある。こちらもコンビニなどが全国的に販売を始めたため、今では関東でも人気の具になっている。おでんでは、竹串に刺してあることが多い。

 続く第3位(7.5%)は“餅入り巾着”だ。油揚げの中に餅が入っていて、かんぴょうなどで口を縛ったおでん種で、“ふくろ”とも呼ばれる。腹持ちがよく、おでんの具にしてはカロリーが高めなのが特徴で、子どもから人気が高い。ほぼ全国にあり、メジャーなおでん種の一つだろう。

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