国際人権擁護団体『ヒューマン・ライツ・ウォッチ』(HRW)が11月1日、韓国のソウルで記者会見を開き、北朝鮮での女性への性暴力の実態を報告した。
全72ページに及ぶ報告書によると、北の女性たちは朝鮮労働党幹部や官僚、警察・刑務所関係者などによって常に性的暴行を受けているという。
韓国の『北韓人権情報センター』が最近発表した「2018 北朝鮮人権白書」には、北朝鮮の拘禁施設において迫害を受けた人々の証言が数多く収録されている。例えば、とある脱北者の女性は、秘密警察である国家安全保衛部(現国家保衛省)の拘禁施設で受けた性的被害について、次のように語っている。
《保衛部には1年ほど囚われていたのですが、1カ月に5、6回も性的暴行を受けました。加害者自身は保衛部ではなく、社会安全部(現人民保安省=警察)所属の看守でした。施設ではこの看守からの暴力を避けるためにも、また1日に2回しか出されない食事を得るためにも、彼の言うことに従わざるを得ませんでした》
ところが、トランプ米大統領や文在寅韓国大統領はじめ、米韓の指導者たちは金正恩党委員長との対話を優先するあまり、北朝鮮の人権問題に対する言及を露骨なまでに避けている。しかも文大統領は弁護士、それも弱者に寄り添うと公言する人権派だ。
北朝鮮の女性への性暴力を訴えるために韓国入りしたHRWの代表は、「女性への性暴力は戦場や監獄では通常だが、北の場合、一般の女性が職場や市場で性暴力を受けている」と指摘し糾弾している。
「不思議なことに、文政権が北朝鮮の女性の人権蹂躙を批判したという話を聞いたことがありません。人権弁護士だった文大統領が『女性の権利』を含む『人権問題』を正恩委員長との会談で議題にしたことすらありません。韓国には、ベトナム戦争時の韓国兵によるベトナム女性への性的暴行や蛮行事件が数多くあります。文大統領はベトナム訪問時に、韓国側の戦後対応に謝罪表明したものの、自国兵士の慰安婦問題には何も言及しませんでした。
慰安婦問題に興奮する文在寅はナゼ北朝鮮の“日常レイプ”に何も言わないのか
2018.11.22 21:45
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