日本漢字能力検定協会が発表する毎年恒例の『今年の漢字』が“災”(サイ・わざわい)に決定した。
毎年、京都の清水寺から森清範貫主の揮毫(きごう:毛筆で言葉や文章を書くこと)により発表される『今年の漢字』だが、2018年は全国的に地震や台風、猛暑など自然の『災』害が多かったことから、応募総数19万3214票の10.8%を占める2万858票を集めて1位となった。
発表を受けてネット上では「何だかなぁ。あんまりいい漢字じゃないよね」「来年につながるような漢字じゃなければやらなくていいのでは?」「公募とはいえ意味あるのかな」「このくだらないイベントは、もう平成で最後にしたらどうか」など、否定的な意見が広がっている。
「“災”は04年にも選ばれていますね。この年は日本列島に観測史上最多の10個の台風が上陸、また、新潟中越地震が発生するなど、記録的な天災や人災が起きた年でした。例年、公募で選ばれるので、どうしても人々の印象に強く残った出来事に関する漢字が選ばれてしまうのは仕方ないでしょう。しかし、平成最後の記念すべき年に後ろ向きな言葉が選ばれたことは、やはり少し寂しいですね」(全国紙記者)
実際、最近の『今年の漢字』はネガティブなワードを一文字で表すだけのイベントになりつつある。一方で、そもそも一法人にすぎない日本漢字能力検定協会のイベントに、一喜一憂すること自体に疑問を感じる人も多い。
「漢検協会は過去に不祥事を起こしており、いまだに悪い印象を持っている人も多いです。09年の『漢検協会事件』では、理事長とその息子が法人の利益を不適切に利用していたとして逮捕されました。一時は『今年の漢字』の発表も中止になるといわれていましたが、その後、新体制が発足し、例年通り発表されることになりました。この年は民主党による新政権の誕生や新型インフルエンザが流行したことにより“新”が選ばれましたが、漢検の新体制も理由になっていると大いに揶揄されましたね」(同・記者)
来る2020年のオリンピックイヤーは、2012年のロンドンオリンピック開催時と同様、金メダルラッシュで“金”が選ばれる可能性が高そう。年々重複する確率も増え、目新しさがなくなった『今年の漢字』。やはりマンネリ化の印象は否めない。
『今年の漢字』の超マンネリ化に!「もう平成で終わりにしたら」の呆れ声
2018.12.14 18:10
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