科学の名のもとに、妊婦を地上から400キロの宇宙に打ち上げ、世界初となる宇宙出産を行おうとプロジェクトが発足した。
このプロジェクトは、オランダに本社があるスタートアップ企業「スペースライフ・オリジン(SpaceLife Origin)」が始めたものだ。
地上から400キロというと、国際宇宙ステーションとほぼ同じ距離である。このプロジェクトは2024年に実施される予定だという。
・人類の生き残りをかけて、宇宙出産ができるのか実験
地球を取り巻く環境は常に変化している。人間が地球に暮らせなくる日がいつか来るだろう。それは遠い未来の話ではないかもしれない。
であれば、人類存続をかけ、宇宙空間であれ別の惑星であれ、地球以外の場所に新天地を求める必要がでてくるかもしれない。
しかしこの脱出行を行うには、まずそもそも宇宙空間で子供を産めるのかどうかを確かめねばならない。スペースライフ・オリジン社の狙いもここにある。
あまりにも突き抜けたアイデアに思えるかもしれないが、人類の長期的な生存はこれにかかっていると同社は考えているのだ。
スペースライフ・オリジン社の幹部の1人によると、宇宙でのお産の研究は人類にとって保険のようなものだという。
image credit:spacelifeorigin
・宇宙でのお産実験を2024年に予定
未だ人が住める惑星が地球以外に見つかっていないのだとしても、我々自身の生存を懸けて宇宙で子供を作る方法を明らかにせねばならない。