52歳でも現役!三浦知良に学ぶ「窓際生き残り」術(1)13年間でゴール数は27得点

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52歳でも現役!三浦知良に学ぶ「窓際生き残り」術(1)13年間でゴール数は27得点

 キング・カズの契約更新が発表され、52歳での現役続行が決まった。正直、パフォーマンスの衰えは隠せず、昨年はノーゴールで結果も残していない。サラリーマンならリストラされてもおかしくない状況なのに、なぜ組織に必要とされるのか。そこには、大ベテランが生き残るビジネスマン必見の処世術が隠されていた!

「カズが39歳の時にキャンプ取材で会った際、『自分も40歳になっちゃいます』と言ってきたんです。それで『英国にはスタンリー・マシューズという50歳まで現役を続けた選手がいるんだから、カズも50歳まで目指しなよ』と返したら、『それはしんどい』と笑っていたんです。冗談半分だったのですが、まさか実現するとは思わなかった」

 カズこと三浦知良(51)との思い出をこう振り返るのは、サッカージャーナリストの六川亨氏である。

 1月11日、J2の横浜FCはカズとの契約更新を発表した。このニュースは驚きとともに英国やスペインなど世界でも報じられる。

 それもそのはず。2月26日に52歳を迎えて現役選手となれば、サラリーマンだったら10年以上前に定年退職して、再雇用された嘱託社員のような立場だ。ワールドカップ初出場を目指した同世代や後輩が一線を退き、監督業やフロント入りする中、なぜカズだけは現役主義を貫けるのか。まずは一般のサラリーマン生活と照らし合わせて、クラブチームでのサッカー人生を振り返りたい。

 93年、カズが26歳の時に日本初のプロリーグ「Jリーグ」が開幕する。

「所属していたヴェルディ川崎は優勝候補の筆頭。サラリーマンなら大企業に所属する中堅社員みたいなもので、営業でメキメキと頭角を現し、トップセールスマンとして期待される存在でした」(サッカーライター)

 開幕1年目からゴールを量産して数字を残し、チームを年間王者に導いてMVPを受賞すると、年俸は2億2000万円にアップした。94年7月には、イタリアのジェノアに移籍。いわば海外の企業からヘッドハンティングされた形だ。

「アジア人初のセリエAプレーヤーとして注目されましたが、開幕戦の前半に鼻骨を骨折して戦線離脱。

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