ボラプの次はこれ! 音楽をテーマにした映画たち

| 学生の窓口

イギリスにあった知られざる音楽ムーブメント

『ノーザン・ソウル』(日本公開2019年)

2019年2月9日に日本公開されたイギリス映画で、1970年代のイギリス北部工業地帯を舞台に、若者たちが熱狂した音楽ムーブメント「ノーザン・ソウル」をテーマにした作品です。
ノーザン・ソウルは、あまり知られていないレアなソウル・ミュージックをクラブでかけて熱狂的に踊るというもので、工場などで働く労働階級の若者たちによって圧倒的な支持を受けました。このムーブメントの背景には、当時のイギリスの経済的な落ち込みがあります。不況が若者たちの生活にも暗い影を落としていたのです。

本作では、その閉塞(へいそく)感とそれを何とか打ち破りたいと願う若者の「あがき」が描かれています。この若者たちの苦闘が時代を超えて見る者の心を揺さぶるのです。

ひどい先生をジャズ・ドラマーが乗り越える話!?

『セッション』(日本公開2015年)

19歳のアンドリュー・ニーマンはジャズ・ドラマー。一流のミュージシャンになるためシェイファー音楽学校で学んでいますが、ある日、最高の指揮者と目されているテレンス・フレッチャーの目に留まります。
フレッチャー先生に見いだされたと喜んでいたニーマンですが、バンドのセッションに参加して度肝を抜かれます。フレッチャーは異常に厳しく、メンバーを罵倒、殴る、ものを投げ付けるなどを行うほどの鬼コーチだったのです。
ニーマンはフレッチャーを見返すため、彼のしごきに耐えますが……というストーリー。しごきの鬼を乗り越える……という感動作です。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
カルチャー