Oksana Vernygora/University of Alberta
足はすらりと伸びておらず、平べったいオールのようだし、口からは脚のような口器が伸びている。甲羅は細長く、ぎょろっと飛び出た大きな目玉。
我々の知っているカニとはちょっと違うし、あらゆる特徴がカニの常識に反しているが、それでもれっきとしたカニの祖先だ。
この度、9,000万年前の水中を泳いでいたとされるカニの化石が発見され、カニ界と人間界に衝撃が走っている。
この新たに発見されたカニは、発見者により「不可解な美しいキメラ」という意味の「カリキマエラ・ペルプレクサ(Callichimaera perplexa)」と名付けられた。
Researchers discovered a ‘platypus of the sea.' It's cute — but it's extinct
・あまりにもキメラすぎて「カリキマエラ・ペルプレクサ」
この奇妙なカニにを発見したのは、カナダ・アルバータ大学とアメリカ・イエール大学の博士研究員のハビエル・ルケ氏だ。
ルケ氏がこのカニに名付けた名前は「カリキマエラ・ペルプレクサ(Callichimaera perplexa)は、不可解な美しいキメラという意味だ。
キメラとは、ギリシャ神話に登場する頭はライオン、体はヤギ、尻尾はヘビという複数の動物の特徴を持つ架空の動物のこと。