〈目からウロコの健康術〉 ジメジメ梅雨の時期は特に危険! 「気象病」の対処法はコレだ!!

| 週刊実話

 ジメジメした憂鬱な季節といえば「梅雨」。過去68年間の関東甲信地方の梅雨入りの平均値は6月8日頃。昨年は6月6日だった。

 この時期になると、古傷の痛みや頭痛、神経痛などに襲われ憂鬱な気分を訴える人が多くなるといわれる。

 それらの症状を「気象病」と呼び、英語ではメテオロパシー(meteoropathy)という名称で呼ばれている。

 まだ日本では、認知度は低いといわれる「気象病」だが、体調が不安定になるのは梅雨時だけではなく、快晴な日と、どんより曇った日で違いがあることを、多くの人が体感している。

 東京都内で総合医療クリニックを営む医学博士・久富茂樹院長はこう指摘する。

 「気象病には、気圧差や温度差、湿度差を要因とするさまざまな症状が起きます。全身の倦怠感、関節痛、頭痛、めまいや首のこりなどを訴える患者さんが多く来院されます。年齢も下は小学生から上は80代ぐらいの方です。なぜ梅雨の時期に体調不良を訴える人が多くなるのかといえば、気圧の変動がポイントになります。普段、気圧を意識することはありませんが、朝晩の気温差が10度以上ある時や、前日との気圧の差が10ヘクトパスカル以上ある時は、気象病が出やすいのです。また、雨が降る前や雨が降っている時、台風が来る前後にも、こうした病が出やすいとなると、低気圧が定期的に通過する春や秋は多く発生する。ですから、比較的気圧が安定している冬は体調がよいといわれるのも特徴の1つに挙げられると思います」

 では、気圧の変動はどのようなメカニズムで体に影響を与えているのか。久富院長は次のように説明する。

 「まず、気圧は耳の奥の内耳にあるセンサーで感知されます。飛行機に乗り、高度の変化(気圧の変化)に伴い、耳の調子が悪くなった経験がある方もいるはず。内耳で感知した気圧は、内耳に繋がっている平衡感覚に関係する前庭神経を通じ脳へ伝わる。さらに、脳から視床下部に中枢がある自律神経へと伝わり、自律神経で異常を感知して、交感神経、副交感神経のバランスが崩れ、様々な症状が表れるのが気象病のメカニズムです。寒暖差が10度以上あると、皮膚の温度のセンサーを介し、自律神経が温度調整をするため疲労してしまう。

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