英語に「銃撃戦にナイフを持ってくる(Bring a knife to a gunfight)」という言い回しがある。きちんと準備をせずに物事にあたる、という、否定的な意味をもつ慣用句であるが、実際のところ銃とナイフはどちらが「強い」のであろうか。
よく言われるのは「ナイフのほうがモーションが少ないので近距離で有利」というものである。典型的な例はこちらの動画である。スタートの合図で銃は相手を撃とうとし、ナイフは相手を斬ろうとする……というコントロールされたテスト環境であれば、ナイフの「速さ」は有利である。
ナイフ VS ガンこの距離で対処せざるを得ないのであれば、まずナイフの攻撃をさばかなければいけない。という「ときめきタクティコーナイト」での1コマ。講師:C-Toursねたろうさん(@CTours_info) pic.twitter.com/bJHmZ7kWLQ
— カギッキ (@kagikki) 2018年6月4日では、これを現実世界で行うとするとどうなるだろうか。銃側は1秒弱も「かかってしまう」ホルスタードロウをやらずにスウェイやサイドステップといった技術で距離を取ったり、自分の腕で相手をコントロールする選択肢がある。