1981年に発売されたシャネルズ(後のラッツ&スター)の名曲「街角トワイライト」。オリコンやザ・ベストテン(TBS系)のチャートでも1位を獲得した、「ランナウェイ」や「め組のひと」とならぶ彼らの代表曲だ。
「Hold me tight~」から始まる印象的なアカペラのイントロを覚えている人も多いだろう。
実はこの曲にある都市伝説が存在している。それは「沖縄では放送できない」というものだ。
真相を追いかけて 追いかけてこの話自体、筆者は考えもしなかった。きっかけはJタウンネットのフェイスブックページに寄せられたコメントだった。
「沖縄ではシャネルズの『街角トワイライト』は放送できないし歌えないんだとか」
何がいけないのかよくわからなかった。歌詞を見返しても、とても放送禁止になりうる要素が見当たらない。
彼らのベストアルバム「14 CARATS」を耳に穴があくほど愛聴してきたが、放送禁止と結びつくときが来るとは考えもしなかった。
「街角トワイライト」のジャケット(画像はDiscogsより)
ツイッターを調べてみると、
「BGMでシャネルズの街角トワイライト。沖縄的には下ネタです」
「昔、沖縄でシャネルズの街角トワイライトが放送禁止になったとか。本当かな?」
「シャネルズの街角トワイライトも沖縄で歌いづらいよねw」
などの投稿があった。
イントロの「Hold me」がホーミーに聞こえるというのが所以のよう。ホーミーはモンゴルの伝統的な歌唱法ではなく、沖縄の方言で女性の秘部を表すのだとか。
なるほど。その意味であれば放送できないとの話もわからなくもない。
そこでJタウンネット編集部は2019年6月19日、沖縄の放送局にこの都市伝説について問い合わせた。
まずはテレビ局だ。沖縄テレビ、琉球放送、琉球朝日放送の3局の担当者に話を聞いた。あくまで担当者個人のレベルではあったが、いずれも、
「聞いたことがない」
との回答だった。
中には「そんな考え方があるのか」と感心されてしまう場面もあったが、筆者が勝手に言いだしたことではない。