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アイスクリーム業界はいつも前向きに、斬新な味へのチャレンジを繰り返している。アイスと肉系を掛け合わせたアイディアは既に存在し、日本にも牛タンアイスや馬刺しアイス、手羽先アイスなどが存在するが、食文化の違いは使用する肉の種類にも表れるようだ。
エクアドルやペルー、ボリビアなど南米の国では、モルモットを塩で調理し、じゃがいもとピーナッツソースを添えて食べる伝統料理がある。
モルモットは身近な食材なのだが、まさかそれをアイスクリームにすることなど、過去に誰もチャレンジすることはなかった。
だが最近、エクアドルに住むひとりの女性が、果敢にも珍味レシピを発明し、モルモット味のアイスクリームを商品化したようだ。
これが意外にも美味しく人気上昇中となっており、その珍しさも相まって、世界中のメディアから報じられるほどの注目を浴びている。
Asi se elabora el helado de cuy
・モルモット風味のアイスクリームが生まれたきっかけ
エクアドルの首都キトに住むマリア・デル・カルメン・ピラパーニャさんは、勤めていた民間企業が倒産し、兄の経営するレストランで働き始めた。
そこで飲食業の楽しさに目覚めたマリアさんは、ワークショップやフェアに熱心に参加。いつか自分の店を持つことを夢見ながら、おいしいフルーツ味のアイスクリームの開発に取り組んでいた。
一方で、モルモットを伝統食とするエクアドルでは、毎年恒例のモルモットフェアが開催されており、マリアさんはそこにも足を運んでいた。
ある時、知人に「もっとユニークな風味のアイスにチャレンジしてみては」と勧められ、モルモットをアイスクリームの風味に取り入れてみることを思い付いた。今から1年ほど前のことだったという。