「どちらかが良い悪いということはない」これは私の好きな言葉です。
恋人同士の間に何か問題が起こっても、それはふたりの関係性の中で生まれたものなのだから、どちらかが直接の引き金を引いたということはあっても、結局、そこに到るまでのプロセスでは、ふたりそれぞれが原因になっているはず、という考え方。今日は、そんなことについて少し考えてみましょうぞ。
以前、「浮気をして彼女に振られた」という男性からお話を聞く機会があり、理由を聞いてみましたが、
「浮気自体はシンプルというか単純で、同じバイト先の仲が良かった子がいて、ぶっちゃけその子が俺のこと好きだったのは気付いてたんだけど、酔った勢いで朝まで過ごしてしまった。それがバレたってだけ」
という「ありきたり」な理由しか語ってくれませんでしたので、「彼自身は大学生。彼女は3コ年上で、バレエをやっててすごく綺麗でモテる人だった。告白は、彼から」といった周辺情報から、私なりに真の理由を推測してみました。
・彼から憧れて告白して付き合ったけど、なんか付き合った後もずっと『高嶺の花』に思えて、自信がなかった。彼女は社会人で、俺はまだ学生だったし。
・夜とか、ひとりでいると『今日も、大人でお金持ちの男と(練習の)打ち上げしてんのかなー』みたいにずっと漠然と不安に思うこともあって、そういうのがずっと積み重なってた。『彼女は今日も俺よりステキな男に狙われてるのかな』とか。
・でも、ただでさえ俺は彼女にとってはガキだから、デートのときはとにかくカッコよく、釣り合う男を演じようとしてて、彼女にそういう不安とかを打ち明けられなかった。
・今になって思えば、俺もそのバイトの子を利用したというかなんというか、『自分の方が上なんだ』っていう男としてのプライドみたいなものをくすぐられたから、そのはけ口としてそういうことをしてしまった。