サークルをしばらく休んだら行きにくくなった……めんどくさい気持ちをスッキリさせるには? #もやもや解決ゼミ

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日常に潜む「お悩み」=「もやもや」を学術的に解決するもやもや解決ゼミ

大学でサークル活動に励んでいる人も多いと思います。ただ、いったんサークルから足が遠のくと、活動に参加するのが面倒になる、なんてことも起こりがち……。

このような「サークル活動をしばらく休むと行くのが面倒になる現象」はなぜ起こるのでしょうか?

この現象について、立教大学・現代心理学部映像身体学科の香山リカ教授に回答いただきました。香山先生は大学教授だけではなく精神科医としての活動も行っています。

サークル活動は半分習慣化された行動だからふだんは行きやすく感じる!

人間は毎日、さまざまな行動をします。「今日は何もできなくて、家でゴロゴロしちゃった」というときでさえ、よく考えるといろいろなことをしています。
横になってても寝返りを打ったり、毛布にくるまったり顔を出したり、のどが渇けば水も飲むし、もちろんトイレにだって行きます。

ただ、それをいちいち「あ、今背中がカユくてかいた」とか「小腹が減ったからパンを手に取って口に入れ、そしてかんで飲み込んだ」とか意識することはありません。大部分の行動は無意識のうちにやっているので、結果として「今日は何もしなかった」と思う、というだけのことなのです。

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