朝もやの中、器を手にした僧侶の列に信者が次々と食糧を入れていく――。托鉢は東南アジアならではの風景だ。最近では、托鉢は重要な観光資源となっており、見学するだけでなく体験するツアーなども行われている。しかし、こうした托鉢の観光化により、さまざまな問題が発生しているという。
■僧侶が食糧を得る重要手段が托鉢
タイやミャンマーなどで広く信仰されている上座部仏教では、僧侶は厳しい戒律を守らねばならない。例えば労働が禁止されており、お金に触れてもいけない。このため自分でお金を稼いで食糧を買うことができない。彼らが食糧を得るための手段が、信者から食糧を寄進してもらう托鉢だ。寄進は信者にとっても徳を積むことになるため、非常に重要な行為とされている。
■托鉢の見物や体験が地元の重要な観光資源となっている
そして、この托鉢は重要な観光資源ともなっている。例えば、1995年に市街地がユネスコの世界遺産にされたことで世界中から観光客が訪れるようになったラオスの古都ルアンパバーンがそうだ。メインストリートのサッカリン通りには歴史・格式のある大寺院が多く、托鉢を行う僧侶の姿をあちこちで見ることができる。戒律により僧侶は正午以降に固形物を口にすることができないため、托鉢は早朝に行われる。サッカリン通りにはまだ夜が明ける前から大勢の観光客が托鉢見物に訪れる。
■托鉢されてすぐ「ポイ捨て」
そして、単に托鉢の様子を見物するだけでなく「実際に寄進をする」のも観光客に人気だ。ルアンパバーンで言えば、観光客はサッカリン通りに設けられた椅子に腰かけ、露天商から購入した寄進用の食糧(炊いた米)を少しずつスプーンですくって、僧侶が持つ器の中に次々に入れていく。
しかし、寄進を行う観光客数が増加したことで、僧侶が持つ器の中に食糧が入り切らないといったケースも出てきた。そこで今では観光客用の席の先にはゴミ箱が用意され、僧侶は寄進された食糧を次々に捨てていく、といった事態になっている。
「托鉢の観光化」で観光収入が増えた一方で様々な問題が生じている
2019.12.23 19:00
|
心に残る家族葬
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
【女性警察官】に『7分間・股間押し付け』 市立中学校教師(44)逮捕 教師は「容疑否認中」
TREND NEWS CASTER
2
【ホテルのソファー】に置いてあった『財布盗む』 横浜市職員(40代)逮捕 職員は「交番に届けようとしただけ」
TREND NEWS CASTER
3
勤務中・2251回『ギャンブル』 税務署職員(30代)停職処分 職員は「負けを取り戻すために…」
TREND NEWS CASTER
4
女性に『性行為』強要 県立高校教諭(37)逮捕 教諭は「(被害女性に)1回だけ辛抱せいや!」
TREND NEWS CASTER
5
『はま寿司』で食事した【39人発症】 「ノロウイルス」集団食中毒 3月は【2店舗】で発生…
TREND NEWS CASTER
6
「神のいる風景」「日本って美しい」 朝もやにけぶる桜と奈良の鹿...幻想的絶景に1.4万人感嘆
Jタウンネット
7
『女性従業員の裸』を【複数回盗撮】 市立中学校教師(26)懲戒免職 「カバンにスマホ」を仕込み…
TREND NEWS CASTER
8
自宅で『女子高生にわいせつ行為』 高校教諭(29)逮捕 教諭は「(被害生徒に)制服を持ってきて…」
TREND NEWS CASTER
9
3年間『性風俗店』で副業 男性消防士(28)懲戒免職 消防士「働いたが金はもらっていない」
TREND NEWS CASTER
10
立入禁止の〝最恐廃墟〟が初の一般公開へ 長野「ホテルセリーヌ」で心霊ツアー開催決定【4/1予約スタート】
Jタウンネット