東京都葛飾区堀切にある浄慶庵の「湯殿山供養塔」について調べてみた

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東京都葛飾区堀切にある浄慶庵の「湯殿山供養塔」について調べてみた

東京都の北東部に位置し、千葉県松戸市、埼玉県三郷市、八潮市、東京都足立区、墨田区、江戸川区と接する葛飾区といえば、寅さんの『男はつらいよ』。そして『週刊少年ジャンプ』に長らく連載され、アニメ化もされた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』や『キャプテン翼』。いずれも国民的人気を博した作品の舞台となった、いわゆる下町。昔ながらの人情がある、都会のようにギスギスしていない場所である。

■葛飾とはどんな場所だったのか


現在の葛飾区の位置や範囲と完全に一致しているかどうかはわからないが、東国内の「かつしか」は、古くは『万葉集』(奈良時代末期成立か)の中で「勝鹿」「勝牡鹿」「可豆思加」として登場し、『和名類聚抄』(平安時代中期)には「●(葛の字の「人」が「ヒ」になっている)餝」と記されている。そのような「かつしか」は、川や海と接する場所であるため、古代から多くの人々が行き交い、生活を営んできた。それゆえ、区内の各所には、歴史的・文化的に面白い、珍しいものが多く遺されている。

例えば、かつては下千葉(しもちば)村と呼ばれていた、葛飾区西部に位置する堀切6丁目にある真言宗豊山派の寺院・浄慶庵には、高さ126cm、幅56.5cm、厚さ39cmの「湯殿山(ゆどのさん)供養碑」がある。

■湯殿山とは山形県中央部にある霊山


そもそも「武蔵国」、または「東京都」に、何故、はるか彼方の、「出羽三山」の一山、現在の山形県中央部の鶴岡市から西村山郡西川町にまたがりそびえる霊山・湯殿山の「供養碑」が存在するのか。

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