manfredrichter/pixabay
のんびり景色を眺めながらアイスクリームやお菓子を食べていると、突然カモメが飛来し、横から食べ物をかっさらって行くという事例は、イギリスの海の近くの街では決して珍しくないようだ。
今回、イギリスの研究チームが実験でカモメの行動を調査したところ、カモメは人間が手に触れた食べ物を特に好む傾向があることがわかった。人間の食べ物がおいしいことを知ってしまったのだ。
また、このカモメの学習行為が都市環境での生存力に強く繋がっていることも示唆されている。
Seagulls Favor Food That Has Been Handled by Humans
・カモメは人間が手に触れる食べ物に強い興味を示す
デヴォン州エクセター大学生態保護センターの研究チームは、イギリス南西部に生息するセグロカモメ(ニシンカモメ)が、人間との相互作用にどのように関わっているのかを調べる実験を行った。
研究者のローラ・ケリー博士は、カモメとのアイコンタクトを避けるためにサングラスをかけた状態で、2つの方法でカモメの行動を実験した。
まず、バケツに入ったフラップジャック(オーツ麦とバター、砂糖とゴールデン・シロップで焼いたイギリスの伝統菓子)の欠片を複数地面に置き、その後バケツの中から取り出したフラップジャックの欠片を20秒間ほど手に持ったままにして、地面へと置いた。
どちらにどのぐらいの数のカモメが地面のフラップジャックを拾いに来るかを調べたところ、38羽のカモメのうちフラップジャックに食いついたのは24羽で、そのうちケリー博士が20秒ほど触っていたフラップジャックを好んで食べたのは19羽もいた。
つまり、カモメの79%は人間が手に触れた食べ物に強い興味を示すことが明らかになったのだ。