恋愛が始まる瞬間というのは、相手が自分のことを選んでくれた晴れがましさと、自分の気持ちを相手が受け止めてくれた嬉しさとがないまぜになって、どうやって恋が始まったのか、よくわからないものです。
つきあったあとになって、彼に「あなたがわたしのことを真剣に口説いてきたから、つきあってあげたの」なんて言ってみたところで、どうやって恋が始まったのか、よくわかっていないですよね。
結婚だってそれと同じで、漠然とした焦りと愛があれば、できるものです。一生の一大事である結婚が、焦りと愛の産物でいいのか? いいんです。
結婚するとなると、たいていの人は悩むと思います。マリッジブルーという言葉があるくらいですから、多くの女子は悩むのだろうと思います。
彼のことは好きだけど、彼の家族はあまり好きになれそうもないな・・・・・・とか、彼の年収だと結婚後もわたしは仕事を続けなくてはならなそうだし、そしたら子どもなんて3年先にならないとつくれないよな・・・・・・でも子どもがほしいし専業主婦になりたいし・・・・・・というかんじでリアルに悩むと思います。
それでも結婚した先輩たちは2つのことを言います。
(1)彼のことが「まあまあ」好きだった。
(2)いろいろ結婚にあたって悩むことはあったけど、勢いで結婚した。
この2つのことは、何人もの既婚女性から聞いたことがあります。
ま、言ってみれば、結婚という人生の一大事におけるあれやこれやの検討事項を、丁寧に検討していたのではしんどいから、酔っ払っているあいだに結婚しちゃえ! みたいな話です。勢いって、そういうものですよね。でもそれでOKなんです。
結局のところ、勢いで結婚したというのは、愛があるからです。結婚に際して焦るというのも愛があるからでしょう。