前回のあらすじ
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戦国時代、織田信長(おだ のぶなが)が統一するまでは、尾張国(現:愛知県西部)にはいくつもの織田一族が割拠していました。
そんな織田家の一つで信長の叔父・織田孫十郎信次(まごじゅうろう のぶつぐ。守山城主)は、過去の失態が原因でみんなから馬鹿にされており、ある日、信長の実弟・織田喜六郎秀孝(きろくろう ひでたか)が信次を挑発。
屈辱に耐えかねた信次の家臣・洲賀才蔵(すが さいぞう)が秀孝を射殺すると、信次は信長の勘気を恐れて、才蔵ともども逐電してしまいます。
取り残された家臣たちは、一目散に筆頭家老・角田新五(つのだ しんご)が留守を務める守山城へ逃げ帰ったのでした……。
逃げた主君の尻拭い……守山城に立て籠もる「何じゃと!?」
家臣たちから事情を聞いた新五は、頭を抱えてしまいました。美談っぽくカッコつけてみたところで、要するに「家臣がついカッとなって殺った」「反省していないこともないが、信長が怖いので逃げる」……ただの丸投げ以外、何物でもありません。