蚊取り線香に縁側の風鈴。いかにも昭和的な日本の夏の風景は、令和の今になっても、日本人のDNAに刷り込まれているのかもしれない。薬局やホームセンターに行くと、多種多様な虫除け商品の中に渦巻き型の蚊取り線香はまだまだしっかりと大きな面積を確保している。あの煙の匂いを嫌う人もいるが、「やはりコレ!」と選ぶ層は確実に存在する。今回は、そんな蚊取り線香の中でも、創業135年の老舗商品『ライオンかとりせんこう』のご紹介。
■その歴史は明治時代の和歌山県に遡る
“蚊取り線香発祥の地”が、和歌山県有田市だということは知っているだろうか。
今日ご紹介する『ライオンかとりせんこう』(10巻入・オープン価格・発売中)の発売元である、ライオンケミカル株式会社(和歌山県有田市)は蚊取り線香発祥の地に本社を置いているのだ。
同社の創業は明治18年(1885年)。
今から135年前、蚊取り線香の原材料である除虫菊の花の粉を「のみとり粉」として製造販売したのが創業だったという。その後、山彦除虫菊株式会社、大正除虫菊株式会社などへの変遷を経て、現在のライオンケミカルに至った。
長い歴史の中でも画期的な出来事は、昭和18年(1943年)の、同社による世界初の「蚊取線香自動製造機」の発明である。