「自意識過剰」と聞いてどんな人を想像しますか? 自分のことが大好きなナルシストを想像する方もいると思いますし、対人恐怖症やあがり症の人を想像する方もいるでしょう。
また、もしかしたら自分自身が自意識過剰かも……と悩んでいるという方もいるのではないでしょうか。
今回はこの「自意識過剰」という心理を深堀りし、さらに自意識過剰な状態から解放されるヒントまでを書いていきたいと思います。
■自意識過剰とはどういった状態?
まず「自意識過剰」とはどういった状態であるのかを説明します。
「自意識過剰」とは、他人の言動や自分の周りで起こる事象を、過剰に自分に関連付けて考えるという心理状態のことを指します。
一般的に「自意識過剰な人」という場合は、他人の目を過度に気にする性質の人のことをいいます。
■自意識過剰になる原因と心理
では、なぜ自意識過剰になってしまうのでしょうか。その原因と心理状態を解説します。なお、以下に挙げる原因が1つ当てはまるから自意識過剰になるということではなく、複数の要因が絡み合って自意識過剰な状態を作り出している場合もあります。
◇(1)世間体を意識せざるを得ない環境
例えば、各家庭が密接に結び付いて1つの社会を形成しているような地域には、良くも悪くも「人から噂をされるような目立つ言動はなるべく慎むべき」という文化があることがあります。
こうした世間体を意識する振る舞いを幼少期に親などから刷り込まれて育った場合、常に他人の目を意識して行動する癖が付きやすくなります。
◇(2)自己肯定感の低さ
自己肯定感が低い人は自分に自信が無く、そのため物事も悲観的に考えてしまう癖が付いています。例えば、誰かと目が合っただけで「自分が変だから見ているのだ」などとネガティブに考えてしまい、そこから負の思考のスパイラルに陥ってしまうのです。
自意識過剰な自分に苦しんでいる方は、このタイプが最も多いです。