「坂本勇人、丸佳浩、岡本和真ら中心選手だけではなく、吉川尚樹、松原聖弥といった若手、亀井義行らベテランまでバランスが取れている。こういうチーム編成ができているときは、まずスランプがない」
王貞治・ソフトバンクホークス会長は、ペナント優勝を目前に控えた巨人の強さを関係者に、そう語った。スポーツ紙デスクも、
「ファームから粋のよい若手を1軍に上げてテストしながら起用しつつ、主力は固定。ベテラン勢を要所で使う采配は見事。昨年は日本シリーズでソフトバンクに4タテを食らいましたが、これは戦力差があったから。ただ、今年は巨人のほうが戦力は上かもしれません」
1年でチーム力を大きく増強させることに成功した原辰徳監督。そのカギとなったのが、プロ20年目を迎えたベテラン・中島宏之(38)の復活だろう。
「ここまで85試合に出場し、打率.291、7本塁打、28打点(数字はいずれも10月19日現在=以下同)。昨季.1割半ばしか打てなかった選手とは別人です」(前同)
野球解説者の里崎智也氏も、こう驚きを隠さない。
「巨人というチームは、注目度やプレッシャーが他球団とはまったく違う。