コロナ禍で異例のシーズンとなった今季のプロ野球。セの巨人、パのソフトバンクと、リーグ覇者と他球団の指揮官では、何が違ったのだろうか。
野球評論家の江本孟紀氏は、まず巨人独走の理由としてズバリ、「原采配」そのものを挙げる。
「菅野智之、岡本和真と投打に軸を作ってきたのが大きい。他球団と決定的に違うのは、原辰徳監督が選手たちに熾烈な競争をさせたことです」
エース菅野は去年不調に終わったが、31歳になった今季は復活。その裏には公私の充実があったようだ。
「腰痛で苦しんだ昨季終了後、腕から始動する新投法に取り組み、コンディションが良くなったと話していました。また、裏では交際中のモデル、野崎萌香が手料理で支えていたそうです」(スポーツ紙巨人担当記者)
原監督は、24歳の岡本を「新若大将」と命名。岡本は「元祖若大将」の期待に応えて31本塁打を放ち、見事、本塁打王を獲得した。
また、シーズン途中から2番に定着した松原聖弥や、主に代走で23盗塁を記録した増田大輝ら若手を積極的に起用するなど、“全権監督”ぶりが光った。
「全権監督は、GM+監督のような立場で、強い権限を持っています。それが奏功したのが、高梨雄平の移籍。