気温が低下し乾燥する冬は、インフルエンザなどの感染症が猛威をふるう季節。それに加え、今年は新型コロナウィルスの対策も必要不可欠です。
冬の健康管理について、2020年11月18日、大塚製薬がレポートを発表しました。
レポートによれば、冬の健康管理で大切なのは「KEEP DISTANCE<距離を保つ>」「KEEP CLEAN<衛生を保つ>」「KEEP WATER<水分を保つ>」の3つ。人との間隔はできるだけ2メートル(最低1メートル)を空け、家に帰ったら手洗いうがい、シャワーなどを徹底しようという提案です。
そしついつい忘れがちなのが「水分」。
レポートを監修した、東京女子医科大学 呼吸器内科学 教授・講座主任、多賀谷悦子先生によると、冬こそ水分補給が大切なのだそう。
「体内の水分量が減ると、線毛輸送機能による人間の身体の防御機能が低下します。マスクの着用により口や喉の湿度が保たれるため、喉の渇きを感じにくいことを意識し、感染対策のひとつとしてしっかり水分を補給しましょう」
線毛輸送機能とは、気道内にある「線毛」によるバリア機能のこと。線毛は、呼吸とともに鼻や喉から入り込むウイルスの体内への侵入を防ぐ働きから、最前線で戦う防御機能のひとつとされています。
「気道に侵入してきたウイルスなどは粘液でとらえられると、その下の線毛の動きによって運搬・排除されます。線毛は直径1000分の1ミリという毛髪よりもはるかに微細な細胞ながら、気道における防御機能の中心的役割を担っています」
空気の乾燥する冬場は身体も乾燥しやすく、線毛の動きを鈍らせます。「線毛運動」を正常に保つには、湿度の維持と身体の水分量が大切というわけなのです。
「乾燥しやすい冬は、喉の渇きに関係なくこまめに水分を補給しましょう。