まさかの時に使える。「のっぴきならない」の正しい意味

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まさかの時に使える。「のっぴきならない」の正しい意味

「のっぴきならない」という言葉は、重大なことがなければ使う機会がないので、日常生活ではさほど頻繁に耳にするものではありません。

意味だけでなく、語感的にも緊迫した状況を感じさせる「のっぴきならない」という言葉。

「のっぴきならぬ」とも言うようですが、どんな時に使えるのでしょうか。早速調べてみましょう。

■「のっぴきならない」の意味とは?

「のっぴきならない」を調べると、まず「のっぴき」が見つかり、その隣に次のように載っています。

のっぴき【退っ引き】 (ノキヒキ)の音便。 避け退くこと。よけること。のがれること。

のっぴきならぬ 避けることも退くこともできない。動きがとれない。進退きわまる。 (『広辞苑 第七版』岩波書店)

また、他の辞書には「のっぴき」と並んで「のっぴきならない」が載っています。

のっぴき【退っ引き】 避けてしりぞくこと。

のっぴきならない 避けることも退くこともできない。 (『現代国語例解辞典』小学館)

以上のように、「のっぴきならない」は、文字通り「退くことも引くこともできない」という意味です。

身動きの取れない差し迫った状態や、引くに引けない状態を表す言葉だと考えることができます。

■「のっぴきならない」の語源・由来とは?

そもそも「のっぴき」という言葉は、「退き引き」が音便化したものです。

音便化とは、そのままでは発音しづらい言葉が、発音しやすいように変化すること。

「退き引き」の「退き」が「退っ」と音便化(「〜っ」)して、「退っ引き」と発音されるようになったものです。

「のっぴき」だけで使うことはなく、「ならない」を加えて「のっぴきならない」と使います。進退窮まった状況を意味する表現です。

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