不倫や薬物逮捕など、2020年も芸能人の不祥事が相次いだ。
「スキャンダルや不祥事につきものなのが“違約金”ですよね。不祥事でCMを降板する際には違約金が発生し、その額は億単位にもなるという報道も多々ありました。
実際、契約書には契約期間中に何らかの問題が発生して降板する場合、“違約金が発生する”という記載があります。ただ、スポンサー企業の多くは、不倫スキャンダルなどの場合、全額を請求することはしないケースが多いんです」(芸能プロ関係者)
芸能人を広告に起用することができるのは大企業がほとんどだ。
「一方、芸能プロダクションのほとんどはスポンサー企業に比べると事業規模ははるかに小さいんです。そのため、芸能プロダクションに契約書通り億単位の請求をすると倒産してしまう可能性もある。スポンサー企業にとっては“違約金を請求して芸能プロダクションを潰した”と言われて、会社のイメージが悪化してしまうほうがマイナスというわけです。
そのため、不倫スキャンダルの場合は話し合いを行って、もらえる分だけ回収するというケースが多く、違約金を全額支払うということはほとんどないようです。不倫はあくまでも夫婦やその家庭内の問題とも言えますからね。ただ、犯罪の場合は別です。伊藤健太郎(23)のケースも“違約金は全額請求”となる可能性は高そうです」(前同)
■伊藤健太郎は14本のCMに出演……
10月29日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された俳優の伊藤健太郎。
翌30日には釈放されたものの、主演を予定していた舞台『両国花錦闘士』は降板。さらにはCMの打ち切りも相次ぎ、違約金は億単位に上ると報じられている。
「逮捕されたのは出演映画『とんかつDJアゲ太郎』の公開直前。