飲食店の感染予防、3つの取り組み事例

| アサジョ
飲食店の感染予防、3つの取り組み事例

 緊急事態宣言が発出されている中、積極的に外出しようという気にはなかなかなれないものですが、飲食店ではさまざまな感染防止のための工夫を凝らしているようです。そこで、注目したい飲食店の取り組みを3つ紹介します。

■『sio』の抗ウイルス・抗菌加工のおしぼり

『sio』は、代々木上原にあるフレンチの枠を超えた多彩な料理とティーペアリングが斬新な一ツ星レストラン。このお店で使われるおしぼりは、他とは少し違うんです。それは抗ウイルス・抗菌加工がされていること。

 実はこれ、制服などの衣類やおしぼり、身近な布製品を回収し、雑菌やウイルスを不活性化する加工を施すことに特化したサービス「HUG(ハグ)」を利用したもの。sioはこのサービスを先行導入している店舗の一つであり、オーナーシェフの鳥羽周作さんは、導入理由として次のようにコメントしています。

「まず単純に、飲食店としてHUGを使わない理由がないということ。なんでやったんですかと聞かれたら、『必然だから』です。レストランが魚の産地は気にするのに、椅子にはこだわらないの変じゃないですか。パンはこだわるのに、おしぼりにこだわらないのは、僕としてはありえない」

 すごいこだわりぶり! 料理を楽しみに行くのはもちろんのこと、そのおしぼりで手を拭きたくなりますね。

■『板前DINING 斬(ザン)』のソーシャルディスタンスコース

 築地で人気の創作居酒屋『板前DINING 斬』ではコロナ禍を受け、「ソーシャルディスタンスコース」として全8品を“銘々盛り”で提供しています。これは接待などでよく利用される、個別に1人ひとり料理を分けて盛り付けてくれる形式のこと。

 大皿料理に複数人が取り分けたり直接箸でつついたりするのは、感染リスクがあることから考案されたコースのようです。1日数組限定、2時間の飲み放題コース。大切な相手との時間が安心して楽しめそうです。

■『スシロー 新宿三丁目店』の自動化の取り組み

 新宿三丁目店を2021年3月中旬にオープンすることを発表した、回転寿司チェーンの『スシロー』。この新店舗は200席数以上が計画されており、都市型店舗の中でも最大級の大きさとのこと。

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