豪で「殺人グモ」大量発生!東京にもいた「毒性はガラガラヘビの15倍」の恐怖

| Asagei Biz
クロゴケグモ

 3月下旬、オーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州で、大規模洪水が発生。付近の住民約1万8000人が避難を余儀なくされたが、その影響で地域に生息するクモが水から逃れるため大量に出現。クモが民家の塀などを覆い尽くす映像が豪ABCなどで配信され、世界に衝撃が走った。昆虫の生態に詳しい科学ライターが語る。

「民家の壁にクモがびっしり張り付いている、なんて映像だけでも、ゾッとしますが、実はこのクモは、シドニー近郊に生息する『シドニージョウゴグモ』という殺人グモなんです。その毒性は毒グモのなかでも屈指で、体長3~5センチと身体は大きくないのですが、性格も攻撃的。噛まれると嘔吐や腹痛が起き、重症になると筋肉のけいれんや呼吸困難などの症状が現れ、最悪の場合は死に至ります。このクモに噛まれ、シドニーだけでも過去13名もの死者が出ています。つまり、そんな殺人グモが民家に大量発生したというわけですからね、4月に入っても、州をあげて駆除活動に大わらわだと聞いています」

 地域で暮らす住民は、まさに生きた心地がしないだろうが、実は強力な毒性を持った殺人グモは、驚くことに日本にも生息しているという。前出のライターが語る。

「日本国内で確認されているクモは約1200種類。

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