大型車の下回り塗装って、すごく大変な作業!

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大型車の下回り塗装って、すごく大変な作業!

いつもお邪魔させていただいている会社さんに訪問すると、なにやら外で大掛かりな作業をしていました。そこでは4トンロングトラックの下回りを防錆する準備を着々と行っている最中でした。

筆者在住の豪雪地帯では、乗用車だけでなくこういったトラックも防錆をしないと1年間で車がボロボロになってしまうとのことです。今回は乗用車でなく、もっと大きなトラックの下回り塗装について解説します。

■防錆施工するトラックの情報

引用:筆者撮影画像

平成18年とのことです。ドライバーさんの趣味でフロント部分をメッキでピカピカにしています。走行距離は少ないのですが毎日配送で使用しているようです。

会社もドライバーさんも車を大切に管理してはいるのですが、年式・走行距離などから下回りは結構酷い状態になっているようです。今回は、2年ほど前に施工した下回り塗装をもう1回行うとのことで作業していました。

■下回りの塗料を塗る前の下準備が大変!

引用:筆者撮影作業

今回は見学のみにしたのですが、乗用車と違って下回りを塗るための準備が非常に大変そうです。塗料が入ってはいけないところを新聞などできちんとマスキングしたり、塗る前に剥がれかけの塗料を落としたりしていました。

写真にもあるように、車の下にブルーシートを敷いています。これは、塗装のはがれて錆が浮いているところを削ったり、既にフレームが錆だらけになっているところを落としたりするためです。ブルーシートの上にはがれているのが全部錆などです。

ほぼこの錆落としなどで8時間くらいかかったそうです。作業は二人で行っていました。塗るのに邪魔なサイドバンパーや工具箱などボルトが折れながら全部取り外したりしなければならないので大変な作業ですね。折れたボルトの処理も同時並行で行っているので、結構な重労働であるといえます。

引用:筆者撮影画像

上記黄色○部分は、錆を落とした後に専用の錆チェンジャーを塗っています。これは、錆を黒錆に置換することで腐食進行を防ぐ液剤です。

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