建碑祝いという言葉をご存じだろうか。あまり聞き慣れないように思う方もいるだろう。建碑祝いとは、簡単にいえば、「お墓を建てたことをお祝いする」というものだ。では、建碑祝いとは何か、実際にする場合の注意点、またその始まりなどをみていこう。
■お墓を建てることは、縁起が良いこととされている
お墓を生前に建てることは、まるでその人の死期が近づいているようだとか、その人の死を願うようだとか、なんとなく不謹慎なイメージがただよう。しかし、生前建墓は実は縁起がよいとされている。そしてこれを「寿陵」という。この寿陵の起源、歴史は、はるか飛鳥時代にまでさかのぼる。
■生前建墓は聖徳太子から
日本で初めて生前建墓を行ったのは、聖徳太子といわれているが、その起源自体は中国である。中国では、「陵」の字には「みささぎ」や「はか」の読みがあり、「皇帝のお墓」の意味で使われていた。そして「寿陵」は「長寿」「家庭円満」「子孫繁栄」を招く、縁起のよいこととされた。また、仏教においても、自分の位牌やお墓を準備し法事を行って冥福を祈ることを「逆修(ぎゃくしゅ)」という。これによって得られる功徳は大きく、非常な幸福を招くとされている。
■生前建墓の手順:場所決め
実際にその寿陵墓の建立を考えるのならば、まずはどこに建てたいのかを決めておこう。たとえば、公営霊園だと、お骨がなければ認められないこともある。希望する霊園には、事前に寿陵の可否を確認しておくことだ。場所が決まった後は、実際に現地に向かい、交通の利便性、霊園の雰囲気や立地条件などを見ておくとよい。通いづらいところだと、お参りから足が遠のくこともありうる。公共交通機関の本数も調べておくと安心だ。車なら、駐車場の有無や、コインパーキングが近くにあるかを確認しよう。
■生前建墓の手順:墓石選び
場所が決まったら、墓石を選ぶ。この墓石は自分の好きなものにすることも可能だ。たとえば、ゴルフが好きならゴルフボール。読書が好きなら本とめがね。デザインだけでなく、好きな言葉を彫ることもできる。墓石屋さんに相談して、納得のいくものを選ぼう。
建碑祝いとは?建碑祝いは幾ら包めばいい?生前建墓はどんな手順?
2021.07.19 19:00
|
心に残る家族葬
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
「西洋医学×漢方×手相」という異色アプローチ 標準治療では救いきれない患者と”科学的根拠”の境界線
TREND NEWS CASTER
2
「個人が変わっても組織が変わらない」のはなぜか? エグゼクティブ・コーチングの盲点を突く「社長+幹部一体型」の勝算
TREND NEWS CASTER
3
なぜビル清掃予算は「30〜55%」も消えるのか?多重下請け構造の限界 ――多重構造の無駄を省いた「科学的清掃」の勝算
TREND NEWS CASTER
4
「受診者が最大3倍に」150円の自己負担でも断る人が皆無だった理由 ――がん検診の「心理的ハードル」を下げる環境整備
TREND NEWS CASTER
5
なぜ都市部で「園庭を知らない子ども」が増えているのか? 私立保育所の7割が園庭なしの危機と、幼児教育が向き合う「体験格差」
TREND NEWS CASTER
6
なぜ「AI PC」はビジネス価値に転換しきれていないのか? ――クラウドの課題を克服し、ローカル処理が迫る「業務基盤の再設計」
TREND NEWS CASTER
7
AIとロボティクスの融合がもたらす創薬プロセスの「最前線」 新薬開発における自動化と人間の役割
TREND NEWS CASTER
8
ブームに沸く「一棟貸し」で、いま勝ち残るビジネスモデル ――1000坪の古民家再生にみる、地方宿泊のニーズ変化と運営のリアル
TREND NEWS CASTER
9
なぜ夏は朝から疲れているのか? 猛暑・熱帯夜に負けないための睡眠対策とケアの視点
TREND NEWS CASTER
10
住宅リフォーム「価格だけで選べない」時代の到来――進む“シンナー不足”と業界の新たな課題
TREND NEWS CASTER