明治時代の報道被害?「伊勢神宮不敬事件」で暗殺された森有礼のエピソード

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明治時代の報道被害?「伊勢神宮不敬事件」で暗殺された森有礼のエピソード

昔から「火のない所に煙は立たぬ」と言うように、噂が出回る以上、その根拠となった何かしらがあった筈だと考えるのは人間の性というもの。

しかし「疑わしきは罰せず」とも言う通り、いくら疑わしくてもハッキリとした証拠がなければ、そうだと決めつけてしまうことには大きなリスクが伴います。

報道被害などはその代表例で、後から無実が証明されたところで、もう取り返しがつかなくなっていることも少なくありません。

森有礼。Wikipediaより

今回はそんな明治時代の報道被害者?森有礼(もり ありのり)のエピソードについて紹介したいと思います。

神をも畏れぬ暴挙…「伊勢神宮不敬事件」に憤激する人々

時は明治20年(1887年)、新聞にこんな記事が掲載されました。

「……とある大臣が伊勢の神宮(いわゆる伊勢神宮)を訪れた時、土足厳禁の拝殿に靴を脱がずに上がり、目隠しの御簾(みす。すだれ)をステッキで払い上げて、その中をのぞき込む振る舞いに及んだ……(大意)」

言うまでもなく神社とは神聖な場所であり、不浄を嫌います。そこへ土足で踏み込んだばかりか、地面に突き立てて使うステッキで御簾を汚し、あろうことか下世話なのぞき見をするなど、神をも畏れぬ暴挙とはまさにこのこと。

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