敗者にこそ武士の誇りを!幕末、戊辰戦争で勝利した西郷隆盛が庄内藩士を心服せしめたエピソード

| Japaaan
敗者にこそ武士の誇りを!幕末、戊辰戦争で勝利した西郷隆盛が庄内藩士を心服せしめたエピソード

とかく人間というものは、極限状態になると本性を現わしがちですが、追い詰められた時はもちろんのこと、追い詰めた時もなかなかエグいものがあります。

古今東西、勝者が敗者をあざけり、なぶり、辱める事例は枚挙に暇がないものの、そんな中でもかつての敵に敬意をもって接した人物も確かにいました。

西郷隆盛。Wikipediaより

今回はそんな一人、後に明治三傑(※)の一人と称えられた西郷隆盛(さいごう たかもり)が、幕末の戊辰戦争において出羽庄内藩(現:山形県。酒井氏)を破った時のエピソードを紹介したいと思います。

(※)明治維新において最も功ありとされる三名。西郷の他は大久保利通(おおくぼ としみち)と木戸孝允(きど たかよし。桂小五郎)。

武士の誇りまで奪ってはならない…西郷隆盛の英断

庄内藩主の酒井家は徳川四天王の一人・酒井忠次(さかい ただつぐ)の末裔として代々徳川将軍家に忠義を尽くし、戊辰戦争時の第11代藩主・酒井忠篤(ただずみ)も幕府を守るため最後まで奮戦。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
カルチャー