敗者にこそ武士の誇りを!幕末、戊辰戦争で勝利した西郷隆盛が庄内藩士を心服せしめたエピソード (3/4ページ)

Japaaan

部下の武装解除を命じる西郷隆盛(イメージ)

「勝敗は武門の習い。こたび戦に敗れたとは言え、武士の誇りまで奪うことはまかりならぬ。これからは共に新しき日本を創る同志として迎える意思を示すため、あえて寸鉄も帯びず彼らに見(まみ)えるのだ」

かくして西郷隆盛はじめ新政府軍はまったくの丸腰で鶴ヶ岡城に入る一方、庄内藩士らにはそのまま帯刀を認めます。

この前代未聞の態度に庄内藩士もすっかり驚き、西郷隆盛に心服したということです。

終わりに

その後も西郷隆盛を慕う庄内藩士は多く、その教えを乞いにはるばる訪ねていく者や、明治10年(1877年)の西南戦争でも西郷隆盛の下に馳せ参ずる者などが少なくなかったとか。

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